MyForrest -by Mikazuki-
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M駅 終着点 ゼロヨンイチロクの旅5
多磨駅から深大寺まで直線で2.5km、実際に歩いたのは5,6kmほどでしたでしょうか?
一日がかりの長い散歩もほぼ終わり。
深大寺から三鷹駅行きのバスに揺られて終点まで行きます。

お客は私の他に数人だけ。前の席には夏休みらしい女の子と保護者らしいおばあちゃん。
女の子は元気におばあちゃんに自作のなぞなぞを出しています。
「ある人が動物園に行ったんだけど、何も見ないで帰って来ちゃったの。なんでだ〜?」
「答えは目が見えなかったから」
おいおい。

ゼロヨンイチロクの中ではこのバスに乗っためぐみが滑走路の道路に思いをめぐらすシーンがあります。
実際はこのたびのスタート地点でもあった武蔵野の森公園前の道路と深大寺から三鷹への道路は、平行してると言えばしてるのですが、さっきの通り数キロ離れています。この間に旅のほとんどの行程が挟まっているわけですからね。
などとつっこむのは無粋かな?まあ思いは距離を超えるのでしょう。

20分ほどで終点の三鷹駅。
ここが作中めぐみの家の最寄り駅として登場するM駅のモデルです。
線路の南側、今まで訪れてきた方面側にあるのがめぐみの家。
反対の北側には捜査本部ことめぐみの母の仕事場があるはずです。
その捜査本部に関連して訪れておきたいところがあったので、電車に乗る前にもう一つ足をのばしてみました。

三鷹駅南口でバスを降りそのまま線路沿いに武蔵境方面へ。
五分ほど歩いたところにそれはあります。

明智君がしきりに気にしていた陸橋。めぐみが昔のお母さんの影に出会った場所。
三鷹陸橋です。
陸橋の上

虫籠の陸橋とか言うので天井まで金網なのかなと思っていましたがさすがにそんなことはなく、でも背の高い金網のフェンスで両横を囲まれています。
陸橋の真ん中あたりには丸時計が一つついています。
車庫になっているので引き込み線が多く、長さもかなり長いです。
この陸橋はかなり古く、またこのあたりの線路も古くて高架化されていません。

またこの陸橋は太宰治が好きだったところとしても有名で、この金網のフェンスにもたれて写っている写真も残っています。
さすが作家志望、目の付け所は同じというわけでしょうか。ただ太宰はどうかと思うぞ、生き方として。

時刻はちょうど夕暮れ時。まだ八月半ば過ぎとはいえだんだんと暗くなってきました。

夕焼け色に染まってく中で、陸橋の上では数組の母子が。

夕焼けの陸橋
男の子達は陸橋の上から下を通り過ぎる電車を飽きもせず眺めています。
ほんとうに男の子って電車すきですよね。
そういえば飛行場、天文台、陸橋。男の子の好きなものが多いですね。
かっこつけて言えば男のロマンとか言うことになるんでしょうが、この作品に限って言えば「おとこのこ」の好きなものと言っていいのかな。
なんかそういう「おとこのこ」っぽさがあると思う、ゼロヨンイチロクには。

陸橋を通って線路の北側へ。
振り返ると黄昏色の空に黒く浮かび上がる陸橋の影。
夕焼け空と線路
お母さんのマンションもこのあたりなんだろうか。
そういえば目印は古い釣具屋さん・・・
作品と現実が限りなく近づいた瞬間。

おしまい。
| mikazuki | ゼロヨンイチロクの旅 | 23:56 | comments(0) | trackbacks(0) |
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